広吉敦子のおひさまレポート №80発行しました

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「原発」都民投票条例 6月20日の都議会で否決される
「直接請求を成功させる会・目黒」の動き
5月・目黒区選出の民主党と公明党の都議会議員とそれぞれ意見交換。情報を共有し、都議会で十分に審議がされるよう、働きかけた。
6月・都議会傍聴
・目黒区選出の民主党都議会議員による議会報告会   
7月・「直接請求を成功させる会・大田・品川・目黒」の共催で都議会での審議経過報告会

石原都知事は6月5日、条例案に「エネルギー政策は国が決めることで、原発の稼働を都民が判断するべきではない」という反対意見を付けて都議会に上程しました。都議会総務委員会では、6月14日に8人の請求代表人の意見陳述、翌15日に審議が行われました。民主と生活者ネットワーク・みらいは採択に持ち込めるように共同で修正案を提出しましたが、18日の委員会採決で、この修正案は賛成7:反対7の同数、委員長採決で結果的に否決となりました。
6月20日の本会議では、修正案が再提出されることなく、原案のみの採決となりました。 本会議の討論で、生活者ネットワーク・みらいが「議員は政党や会派の枠を超えて、一人ひとりの議員が真摯に向き合うことをすべきだ」と主張し、傍聴席ではそれに同調する空気が流れました。少なくとも32万人の都民に対して、議会はしっかりと時間をかけて議論するべきです。今まで、電力の供給を地方に委ねていたことを、これからは自分たち都民がきちんと責任を持って考えようという大勢の都民の意思と行動が、本来私たちの代表であったはずの議員に届かなかったのは残念です。
 7月4日の合同報告会には、民主党、生活者ネットワーク・みらい、共産党の都議会議員6人の出席があり、議会の外からでは見えない部分の話など聞く事ができました。32万人の署名を集めた直接請求運動は今回の都議会で否決されて、終わるものではありません。今後も会派を超えた議員と連携し、都民投票の実現を目指します。
政治の主役は私たち生活者です。政治を議員だけに任せるのではなく、誰もが政治参加できる社会を目指さなければなりません。