2025新春のつどい
1月27日 東京・生活者ネットワーク主催 2025新春のつどいを開催しました。
第1部の基調講演 スウェーデンに学ぶ若者参加のまちづくり 東京の未来へのヒント
若者の社会参画についてスウェーデンのユースワークの視点から研究をされている両角達平さんのお話をうかがいました。
スウェーデンの若者の投票率は85%(日本は33%)自分たちが社会に影響を与えられると感じている若者の割合はスウェーデン65%(日本は24%)と大きな差があります。なぜ若者の政治参画が多いのか、学校教育以外に地域でも様々な仕組みがあります。
ユースワークとは、子どもからおとなへの移行期にある若者が、自分の生活や人生に関するあらゆることを意思決定できるように支援し、権利を保障する活動です。義務的な時間から解放された余暇であること、民主的であることが重視されています。
家庭と学校以外の居場所であるユースセンターは若者団体が運営しており、開放性、自由性、無目的性が大事にされています。自分の意志で自由に参加でき、趣味を通じてつながることもできます。また、ひきこもりや不登校の子どもたちの居場所にもなりそうです。
若者協議会は議論される内容もすべて若者が自分自身で決め、決まったことは政治家や行政に提言され社会へ影響を与えることができます。ヨーテポリ市の若者協議会は12~17歳101人から構成され、毎年350万円の予算があり、若者の公共交通機関の時間限定の無償利用許可などを実現させています。
お話を聞いていて、若者が自由に意見を言える環境、自分たちの提案が実現されていく成功体験がとても重要だと思いました。
若者=未熟なものではなく、しっかりと若者の声に耳を傾けることが特に日本のおとなには必要なのかもしれません。そして、若者が十分に力を発揮できるよう、やりたいことを思いっきりできる環境を整える、日本の若者政策が当事者中心に変わるべきではないかと思いました。

講師の両角達平さん
2025都議会議員選挙予定候補者 岩永やす代・高岡じゅん子・小松久子