10月6日(水)午前、目黒駅前から行人坂を下り、安藤広重が「名所江戸百景」の一つとして描いた「太鼓橋」を通って、江戸時代に改修され門前町として賑わった目黒不動までをまちなみの様子を見ながら歩きました。
当日は目黒区の「職員活用しま専科」により、区の職員に同行してもらい、いろんな説明を聞くことが出来ました。最近は大きい建物を建てる時には緑のスペースが確保されてはいるのですが、一様に木を植え、緑を作り出しているので、どこも同じような雰囲気の緑地になってしまっていたり、街路樹は落葉する木が嫌われて、葉っぱの落ちない常緑樹になってきたりしているそうです。残してほしい木や緑も便利さや有効活用の中で消えてしまったりしています。その土地にあった木やまちなみを残していくことで生物の多様性や独自性も保たれていくのに、どこも同じになりつつあります。
また、以前は見ることのなかった南の植物や虫たちを目黒区内でも見かけるようになっているそうです。
途中、蟠坂竜寺で「山手七福神」の一つとして有名な「岩屋の弁財天」を見て、五百羅漢寺の横を通り、目黒不動へ。湧水が湧き出ている独鈷の滝など境内を散策後、解散となりました。
緑のこと、目黒川の水のこと、生き物のこと、まちづくりの話など、有意義な楽しいまち歩きとなりました。