プラマーク、ペットマーク、アルミ・スチール缶マーク、紙マークの5つが法定表示、他に自主的表示とし紙パックマーク、段ボールマークなどがあります。
一方、お金に絡んだ切り口でこのマークを見ると、このマークが付いている容器包装は、再商品化義務を課せられている事業者が、リサイクル費用を負担していますよというマークでもあります。
例えば、ペットボトルの容器を製造している会社、そのボトルに飲料を入れて販売している会社が、製造又は使用した量に応じて再商品化(≒再資源化)費用を支払っているのです。
実際のところ、「指定法人ルート」と呼ばれる仕組みの中に、プラマーク付きのプラスチック製容器包装を再商品化するため、特定事業者から20年度は全国で370億円が支払われています。
住民の方々の協力により、市区町村がこのプラマーク付きプラスチック製容器包装をもっと回収し選別保管すれば、広い意味でのプラスチックのマテリアルリサイクルが推進され、500億円以上の静脈産業が稼動することになります。
もっとも、市区町村は、その役割となっているプラスチック製容器包装の収集・選別・保管のために特定事業者の倍近い費用を負担しなければならず、これで頭を悩ましていると、区担当者の方はこぼしていました。
実際、目黒区は中間処理のために約10億円を予算化しています。本来ならば、容器や包装は製造者に戻すことが一番ですが、現状では行政回収に頼らざるを得ません。そこで、「中身の商品」とともに購入した「容器や包装」はきれいにして分別することで、選別や異物処理の手間が省け、税金の節約につながります。
まず、家庭から正しく分別した質のよい資源にして、資源回収に出しましょう。 H.K記