9月のさわやかな日曜日に近所を歩いていると、なにやら不思議な形の雑草を発見しました。確か、数日前にテレビで見た「茎が帯化したタンポポ」と同じ形をしていることを思い出しました。現在、北海道で多く発生が確認されていますが、他の地域でもみられているようです。原因物質を特定するため、土壌に蓄積されている物質を分析すると、帯化などの奇形が見つかった土壌からは他より明らかに高濃度の「リン酸トリス」という有機リン系の物質が見つかったとのことです。「リン酸トリス」とは、難燃剤や可塑剤に使用されている物質です。因果関係はまだ証明されてはいませんが、疑うに足る物質であるとも言われています。
私が発見したのも、2〜3年前に住宅が取り壊された空き地です。どのような解体方法がとられていたのか、ご近所の方に話を伺う予定です。もし、壁材や建築材の一部が埋め込まれていたら怖いです。
シックハウス症候群や環境ホルモンの問題から、建築材などにも規制がかかるようになりましたが、それ以前の材料を処分することも重要です。改築やリフォームの際には塩化ビニル製の壁クロスなどは避けた方が無難なようです。呼吸しない壁クロスの下がカビの温床になっている可能性もあります。
調査の結果がわかりましたら、またご報告します。(花子)