「買い換えで省エネ」に挑戦!

5月15日「省エネゲーム」を体験しました

「努力・忍耐」は最後の手段
深刻な地球温暖化問題に対し、意識の高い人たちは多少無理をしても環境配慮を優先することが出来ますが、「夏場に寝る時は一晩中エアコンをつけておきたい」、「我慢できない」という多くの人たちでも、簡単に 取り組める省エネの方法として「買い換え」があるということでした。

ゲームからの省エネ入門
ゲームは「標準家庭」の生活・家財を設定し、基本的には「生活スタイルを変えない」という前提で行ないます。
まず、250万円の予算をもらい、その範囲内でどの省エネ アイテムを買うのかをグループ毎に検討して購入します。買い替えが終了したら、10年後のCO2削減量(㌧)、節約した光熱費の金額の合計はいくらになるのかを計算し、比較します。

金額換算した結果
比較的CO2削減量の多かったのは、天然ガスFF暖房機、低燃費自動車でした。しかし「CO2を1kg減らすのにかかるお金」に換算すると、AV、ITにスイッチ付コンセントや、省エネタイプの照明器具、冷蔵庫などは効率が良く、より少ない購入金額でCO2を減らすことができます。それらに比べ洗濯機など、お金をかけてもあまり効果のないものもありました。

ここからはじめよう CO2をらくらく50%削減
予算に見合い、長期的に見てどちらがお得(環境負荷と光熱費のバランス)なのかは充分な計画が必要です。一般的には、省エネ製品は光熱費の節約等で、長期的に考えると安上がりになりますが、購入時の負担が大きいのも確かです。そこで、その負担を減らすべく、「足温ネット(略称)」が「省エネ家電買い替えサポート融資」(注1)というシステムを作りました。まさしく市民による、市民のための支援制度です。

まずは家にある家電製品について、その消費エネルギーや使用頻度を把握するところから始めてみてはいかがでしょう。
〈中森 まどか(エコスタッフ@めぐろ)〉

(注1)
省エネ家電製品の買い替えに対する無利子の融資制度。
購入資金を借り入れ、買い替え後も買い替え前の光熱費を元に換算し、その差額で返済するシステム。

◆ 関連書籍:田中優・今井邦人著「Eco・エコ 省エネゲーム〜これぞ究極の地球温暖化防止法〜」、合同出版、2003年。