わくわくしながら飛行機の中で過すこと7時間、無事ホノルル空港に到着しました。しかし、何かが違います。入国審査の列が長いわけではないのに、待ち時間がとても長いのです。「何かあったのかな?」と審査されているグループを見ると、顔写真を撮られ、機械に人差し指を入れています。一見して日本人の微笑ましい家族旅行のグループです。「こんなの見たことないよね」とつぶやいていると、私たちの順番が来ました。なぜか私たちは何事もなくスムーズに終了しました。しかし、他の列ではまるで抜き打ち検査のように行われています。
短いながらも楽しい休暇を終え、ホノルル空港で荷物を預ける時、「スーツケースの鍵は閉めないで下さい」と言われました。(成田空港ではそんなこと言われなかったのに・・・)長旅を終え、自宅に戻りスーツケースを開けるとメモが入っていました。「点検しました。サンキュー!」それも預けた全ての荷物から・・・!「えーっ、全部開けて点検したんだ!」家族そろって絶句しました。
日本とアメリカでこんなに違う緊急時対策、日本は大丈夫なのでしょうか? R子
〜これから、アメリカへ渡航する方へ〜
ビザの取得には面接と両手の人差し指の指紋をスキャナーで電子的に読み取る手続きが必要になっています。今年の秋までには、ビザ不要の短期旅行者もアメリカの入国審査で、指紋情報読み取りと顔写真の撮影が行われます。ちなみに指紋読み取り機は「生体情報読み取り機器」といい、ビザには生体情報が搭載され、アメリカのデータベースに保管されます。そして、アメリカへの入国の際は、このデータベースで毎回確認されます。