<自由が丘発>天ぷら油で走るバス
「サンクスネイチャーバス」に乗りました。 深沢コース
2月8日、あいにく冷たい雨が降っていました。城南予備校前にある“自由が丘南口”停留所で待っていると、街でよく見かけるサンクスネイチャーバスがやって来ました。さっそく乗り込んで出発。「こんなところにこんなお店が」「路上駐車が多いのね」「ここは○○さんの家よ」などなど、会話もはずみます。やがて、目の前に巨大な深沢ハウスが見えてきました。バスはここで少し停車し、再び八雲3丁目から自由が丘方面へ戻っていきます。深沢ハウスに住む人たちにとって、このバスは自由が丘へ出る重要な足となります。
「どうもありがとうございました!」若い学生さんが運転手さんに声をかけて降りて行きます。「ありがとう」という言葉でなんだかとても暖かい気持ちになります。買い物客だけでなく、夕方は塾通いの小学生も利用するそうです。運転手さんの顔がわかっていると親も安心して子ども達を送り出すことができます。
サンクスネイチャーバスというと、これまでは廃油を利用した環境にやさしいバスというイメージが強かったのですが、今回実際に乗ってみて、“人と人・まちとまちを結ぶネットワーク作り”という別の大きな役割があるのだと感じました。バスの運営は企業や個人のサポーターの協賛金や会費で成り立っています。ぜひ、地域全体で支えていきたいと思いました。