こまじいのうち
文京区駒込にある「こまじいのうち みんなの居場所。」は町会・社会福祉協議会・地域福祉コーディネーター・行政が関わって平成25年10月にオープンした、空き家を活用した多世代交流の場所です。
スタート時は地域で様々な活動をしてきた人たちがスタッフとして運営に携わりましたが、活動が定着してくると、今まで地域活動をしてこなかった人たちも「何かお手伝いをしたい」と集まってくるようになったそうです。現在は運営の核を担うボランティア=「コアスタッフ」が定期的にミーティングを行い、「カフェこまスタッフ」や「プログラム担当」と連携をとって運営しています。
オープンから3ヵ月後、地域の皆さんにもっと知ってもらおうと「こまじいバザー」を行いました。バザーは地域の人たちが参加しやすく宣伝効果もあり、新規の方も含め参加者が増えたそうです。「こまじいバザー」は皆さんが楽しみにしているイベントの一つになりました。
今では、小さなお子さん連れの方から小中学生、大学生、留学生、高齢者と様々な年代の方が「参加者」や「ボランティア」と立場を変えてかかわることができるので、気づけば地域の一員になっているのです。
毎日の当番のシフトは、カレンダーに各々ができる日に名前を書き込むというユニークなアイディアで、誰もが主体的に運営に参加できるようになっています。
オーナーの秋元さん(こまじいのうち マスター)は「ここは自分の代で終わるかもしれないが、それでもいい。必要と思った人がそこでやればいい。」と思って活動をされています。本当にその地域で居場所が必要であれば、この活動は続いていくと感じました。
目黒区でも住区センターなどの公共の施設や空き家を、地域の人々が集まれる場所として
利用でき、新たな活動が生まれるといいなぁと思いました。