憲法学習会シリーズ3 報告

“憲法改正・国民投票のルールについて学ぼう”に参加して

一日本国民であり、妻として母として、私が心から願う平和があります。「いかなる理由があろうとも、戦争によって他国の罪のない人々の生活や命を奪うことは絶対にしない。また、自衛隊員をも含めた全ての日本国民が危険にさらされたり、犠牲を強いられるような社会に二度と戻らない。」という事です。
私たちの世代は、日本は戦争のない平和な国だと生まれた時から信じて疑ったことなどありませんでした。まして、自分の子どもや孫が軍人として戦争に行く社会が再び訪れるなど全く考えられません。「世界平和」これは私だけではなく、多くの国民の共通の願いではないでしょうか。それなのに、何故?憲法を改正してまで再び戦争に向かおうとするのでしょうか?憲法は条文が難しいこともあり深く理解するのは大変です。しかし、だからといって「わからないから関係ない」では済まされません。わかりやすい説明があれば、誰にとっても身近な問題であることに気づかされます。一般市民の感覚とかけ離れた国会の場だけの議論で社会が動いていくとしたら恐ろしいことです。確実に国民の意見が反映される真っ当な「国民投票」のルールが日本でつくられることを願ってやみません。
今回、今井氏の講演を聞き、胸の奥から色々な感情がこみ上げてきた自分に驚かされました。有意義なお話を聞かせて頂き、本当に有難うございました。            中嶋仁子

—憲法改正の動きがある中、目黒地域協議会が企画した憲法学習会シリーズの最終回が11月17日に開催されました。今井一さんを講師に、憲法を改正するために必要な「国民投票」について、スイスやフランスの事例をもとに、そのルールについてお話していただきました。—
*「映画 日本国憲法」のDVDがあります。ご希望の方はお貸しします。