ブルーベリーの心配事 

〜地球温暖化も原因!?〜

 今年も我が家の庭のブルーベリーがたくさんの花をつけました。毎年、少しずつ大きくなり、つける実の数も増えて収穫を楽しんできました。

<雑草も土作りに貢献> 春になると庭の雑草も急に増え(というか、すごい速さで生長!)、この数日は晴れ間を見つけては草むしりを始めています。雑草は抜いたら積み上げておいて、萎れてきたら庭木や草花の根元に敷きつめておきます。意外と良い肥料になるので、ごみに出すのはもったいないのです。ここに生えていたものは、ここの土地に合っているものだから、ここに戻すのが一番です。

<アレが少ない!> 例年、雑草抜きをしているとアブラムシの集団を発見することが多いのですが、今年はあまり見かけません。あらら、どうしたのでしょう?暖冬だった上に2月の暖かさで4月に生まれるはずだったアブラムシが早めに生まれちゃったのでしょうか?
 そして、もう1つ・・・。ミツバチがいません!最近、ミツバチが減ってしまい「蜂蜜が取れないかも!」というニュースを聞いたばかりでしたが、私の庭にも来ていないみたいです。そうすると、ブルーベリーの結実は・・・!!熟したブルーベリーを摘んでは冷凍保存し、たくさん集まったら「自家製ジャム」を作って楽しんでいたのに、これは一大事です。

<ミツバチのこと>
 ミツバチが減った理由に農薬やダニ(ミツバチにつく種類らしい)の影響もあると言われていますが、温暖化もひとつの原因になっています。この冬は2月に気温が高い日があり、例年は休眠しているはずのミツバチが動き始めてしまったようです。ミツバチ(働きバチ)が動き始めると、女王バチも動き始めるそうです。動き始めたミツバチはえさを求めて飛び回りますが、2月には花が咲いていません。えさがないためにミツバチや、女王バチが死んでしまった巣が多かったようです。たとえ、ミツバチが生き残っていても女王バチを失ったミツバチは集団行動を取ることができなくなるそうです。女王バチのために蜜を集めるという目的を失ったミツバチは、それまでの秩序が守れなくなり、はぐれミツバチになってしまうのです。養蜂家が見れば、営巣しているミツバチか、はぐれミツバチかが一目で分かるそうです。果樹園の多い地方では、受粉してくれるミツバチの数が減ったことが今後の収穫に大打撃を与えるのではないかと気を揉んでいます。今は、野生のミツバチがどれだけ生き残っているか、野生のミツバチをどれだけ増やせるかが課題になると言われています。

<地球温暖化はすすんでいる> ミツバチの営みさえも変えてしまう「温暖化」は人間が引き起こしたものです。私たちは、これ以上便利で簡単な生活を追い求め続けていいのでしょうか?人間の欲は際限ないものですが、人間だからこそ勇気を持って「今、何をすべきか、何をしたらいいか」考え、実行する時期が来たのです。私の庭の小さな心配事から出発した温暖化問題ですが、みなさんの庭やベランダの花にミツバチは来ていますか?ちょっとのぞいてみてください。  (Y子)

写真1.ブルーベリー
満開だった花は終わりを告げはじめました。結実しているのでしょうか?

写真2.濃いピンクの花
ここにもミツバチは来ていません。

写真3.ハチミツ
これは国産の巣蜜です。とてもやさしい、さっぱりとした味わいです。